SingleStoreコネクタ¶
SingleStoreコネクタを使用すると、外部SingleStoreデータベースでテーブルのクエリと作成を行うことができます。これは、SingleStoreとHiveのような異なるシステム間、または2つの異なるSingleStoreインスタンス間でデータを結合するために使用できます。
設定¶
SingleStoreコネクタを設定するには、`etc/catalog`に`singlestore.properties`などの名前でカタログプロパティファイルを作成し、SingleStoreコネクタを`singlestore`カタログとしてマウントします。設定に合わせて接続プロパティを置き換え、以下の内容でファイルを作成します。
connector.name=singlestore
connection-url=jdbc:singlestore://localhost:3306
connection-user=root
connection-password=LbRootPass1
`connection-url`は、SingleStore JDBCドライバに渡す接続情報とパラメータを定義します。URLでサポートされているパラメータは、SingleStore接続文字列パラメータで確認できます。
`connection-user`と`connection-password`は通常必須であり、多くの場合サービスユーザーの接続のためのユーザー資格情報を決定します。
複数のSingleStoreサーバー¶
必要なだけカタログを持つことができるため、追加のSingleStoreサーバーがある場合は、異なる名前(`.properties`で終わることを確認)で`etc/catalog`に別のプロパティファイルを追加するだけです。たとえば、プロパティファイルに`sales.properties`という名前を付けると、Prestoは設定されたコネクタを使用して`sales`という名前のカタログを作成します。
SingleStoreへのクエリ¶
SingleStoreコネクタは、すべてのSingleStore *データベース* にスキーマを提供します。 `SHOW SCHEMAS`を実行することで、使用可能なSingleStoreデータベースを確認できます。
SHOW SCHEMAS FROM singlestore;
`web`という名前のSingleStoreデータベースがある場合、`SHOW TABLES`を実行することでこのデータベース内のテーブルを表示できます。
SHOW TABLES FROM singlestore.web;
以下のいずれかを実行することで、`web`データベースの`clicks`テーブルの列のリストを確認できます。
DESCRIBE singlestore.web.clicks;
SHOW COLUMNS FROM singlestore.web.clicks;
最後に、`web`データベースの`clicks`テーブルにアクセスできます。
SELECT * FROM singlestore.web.clicks;
カタログプロパティファイルに別の名前を使用した場合は、上記の例では`singlestore`の代わりにそのカタログ名を使用してください。
SingleStoreコネクタの制限事項¶
以下のSQLステートメントはサポートされていません。
`rowstore`テーブルタイプを持つCREATE TABLE(デフォルトで設定されている`columnstore`テーブルタイプのみをサポートします ドキュメント)