システムコネクタ

システムコネクタは、現在実行中の Presto クラスタに関する情報とメトリクスを提供します。これは、通常の SQL クエリを介して利用可能にします。

設定

システムコネクタは設定する必要はありません。 system という名前のカタログを介して自動的に利用可能になります。

システムコネクタの使用

利用可能なシステムスキーマを一覧表示します

SHOW SCHEMAS FROM system;

スキーマの1つのテーブルを一覧表示します

SHOW TABLES FROM system.runtime;

テーブルの1つをクエリします

SELECT * FROM system.runtime.nodes;

実行中のクエリを強制終了します

CALL system.runtime.kill_query(query_id => '20151207_215727_00146_tx3nr', message => 'Using too many resources');

システムコネクタテーブル

metadata.catalogs

catalogsテーブルには、利用可能なカタログのリストが含まれています。

metadata.schema_properties

schema_propertiesテーブルには、新しいスキーマを作成するときに設定できる利用可能なプロパティのリストが含まれています。

metadata.table_properties

table_propertiesテーブルには、新しいテーブルを作成するときに設定できる利用可能なプロパティのリストが含まれています。

runtime.nodes

nodesテーブルには、Presto クラスタ内の可視ノードのリストとそれらのステータスが含まれています。

runtime.queries

queriesテーブルには、Presto クラスタで現在および最近実行されているクエリに関する情報が含まれています。このテーブルから、元のクエリテキスト (SQL)、クエリを実行したユーザーのID、クエリのキューイングと分析にかかった時間などのクエリに関するパフォーマンス情報を確認できます。

runtime.tasks

tasksテーブルには、Presto クエリに関与するタスクに関する情報 (実行された場所や各タスクで処理された行数とバイト数など) が含まれています。

runtime.transactions

transactionsテーブルには、現在オープンしているトランザクションと関連するメタデータのリストが含まれています。これには、作成時間、アイドル時間、初期化パラメーター、アクセスされたカタログなどの情報が含まれます。

システムコネクタプロシージャ

runtime.kill_query(query_id, message)

query_id で識別されるクエリを強制終了します。クエリの失敗メッセージには、指定された message が含まれます。