CREATE FUNCTION¶

概要¶

CREATE [ OR REPLACE ] [TEMPORARY] FUNCTION
qualified_function_name (
  parameter_name parameter_type
  [, ...]
)
RETURNS return_type
[ COMMENT function_description ]
[ LANGUAGE [ SQL | identifier] ]
[ DETERMINISTIC | NOT DETERMINISTIC ]
[ RETURNS NULL ON NULL INPUT | CALLED ON NULL INPUT ]
[ RETURN expression | EXTERNAL [ NAME identifier ] ]

説明¶

指定された定義で新しい関数を作成します。

TEMPORARYが指定されている場合、作成された関数は現在のセッション内では有効で表示されますが、永続的なエントリは作成されません。

各永続関数は、修飾された関数名とそのパラメータ型リストによって一意に識別されます。qualified_function_nameは、catalog.schema.function_nameの形式である必要があります。

各一時関数は、関数名によって一意に識別されます。名前は修飾したり、既存の組み込み関数の名前と衝突したりすることはできません。

永続関数を作成するには、対応する関数名前空間（catalog.schemaの形式）が、最初に関数名前空間マネージャーによって管理されている必要があります（関数名前空間マネージャーを参照）。

オプションのOR REPLACE句を使用すると、同一のシグネチャ（パラメータ型リストを持つ関数名）の関数が存在する場合、クエリは既存の関数を静かに置き換えます。

return_typeは、型強制を実行せずに、ルーチン本体expressionの実際の型と一致する必要があります。

ルーチンの特性のセットを指定して、関数を装飾し、その動作を指定できます。各種類のルーチン特性は、最大で1回指定できます。

ルーチン特性	デフォルト値	説明
言語句	SQL	関数が定義されている言語。
決定性特性	NOT DETERMINISTIC	関数が決定性であるかどうか。`NOT DETERMINISTIC`は、関数が非決定性である可能性があることを意味します。
Null呼び出し句	CALLED ON NULL INPUT	`null`が少なくとも1つの引数の値として提供される場合の関数の動作。

例¶

新しい関数example.default.tan(double)を作成します。

CREATE FUNCTION example.default.tan(x double)
RETURNS double
DETERMINISTIC
RETURNS NULL ON NULL INPUT
RETURN sin(x) / cos(x)

関数記述を追加し、サポートされているすべてのルーチン特性を明示的にリストすることで、テーブルexample.default.tan(double)が存在しない場合は作成します。

CREATE OR REPLACE FUNCTION example.default.tan(x double)
RETURNS double
COMMENT 'tangent trigonometric function'
LANGUAGE SQL
DETERMINISTIC
RETURNS NULL ON NULL INPUT
RETURN sin(x) / cos(x)

新しい一時関数squareを作成します。

CREATE TEMPORARY FUNCTION square(x int)
RETURNS int
RETURN x * x

参照¶

ALTER FUNCTION、DROP FUNCTION、SHOW FUNCTIONS